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鉄道のトリビアその68

今日のトリビアはこちらです。
「戦後すぐの国鉄中央線には女性専用車が登場したが、化粧品のにおいが原因で廃止になった」
女性専用車といえば、現代の都市圏の鉄道に定着してきましたが、中央本線には古くから女性専用車が存在していました。
最初に導入されたのは1912年で、その名も「婦人専用電車」でした。しかし、導入された理由は男女が同じ車両に乗るのは好ましくないという思想からで、現代とは事情が異なっています。また、短期間で廃止となったそうです。
次に登場したのは1947年で、名称は「婦人子供専用車」です。これは、ラッシュ時の殺人的混雑から女性と子供を守るためで登場したものです。(短期間ながら、京浜東北線にも導入された)しかし、その車内は、女性客それぞれが使用している化粧品のにおいが混ざり合って悪臭がしていたため、1973年に廃止されました。中央線に再び女性専用車が導入されるのは2000年代になってからのことです。

参考:「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」女性専用車 他