カテゴリ:京浜急行( 11 )

京急には旅客営業ではなく、事業用として電動貨車が在籍しています。「貨車」とはいいますが、貨物を運ぶためではなく、資材の運搬など、業務上の都合によって使用されます。車両の形状は、運転室より後は屋根がない荷台で、トラックのような形をしています。色も赤ではなく、黄色に赤帯というものになっています。
●デト11・12形
資材運搬用の電動貨車で、1000形の廃車発生部品を使用して製造されました。週に2回、神奈川新町にある新町検車区と金沢文庫・久里浜にある京急ファインテック久里浜事業所の間で資材運搬列車が運行されています。
●デト17・18
廃車となった1000形の部品を活用して製造されたデチ15・16形を、レールの長尺化のため保線車両での運搬に代わったことで使用される機会が少なくなったため救援車(*:下の注参照)に改造されたものです。
●クト1
同じく廃車となった1000形の部品を活用して製造された救援車です。この車両は運転台付きでもモーターが付いていないので、上記のまたは1000形と連結して運転されます。また、走行時は原則として最後尾に連結されます(京急では先頭車両にモーターが付いていなければならないという規則があるため)。

*救援車:鉄道事業者が使う事業用車両の一つ。災害、鉄道事故などに出動し、復旧資材や工作機械の保管・運搬、作業員の休憩所代わりに用いられる。

参考:フリー出展百科事典ウィキペディア
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by tkihara18 | 2007-07-13 13:56 | 京浜急行
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2002年に登場した3代目地下鉄浅草線乗り入れ用車両です。
車内はロングシートですが、車端部はクロスシートとなっています。
製造時期により形態が異なっています。
1次車(* 下の注参照)は2100形と同じドイツのシーメンス社製の制御装置を搭載しているため、発車時には独特の音階が聞こえます。窓は2次車以降のものよりも若干天地の寸法が小さくなっています。
2次車は、1次車よりも窓の天地寸法が20mm大きくなっています。制御装置は1次社と同じシーメンス社製のものを搭載しています。
3~5次車は、外観は2次車と同じですが、制御装置が国産のものとなり、「歌う電車」ではなくなっています。(他にも相違点があったような・・・ 今度調べておきますm(_ _)m)
6次車は外観が大きく変わりました。車体は京急初のステンレス製(正面は普通鋼製)で、銀色の無塗装ステンレス地に赤と白のフィルムが貼られています。車内は全てロングシートとなりました。
* 1次車 2次車:商品のロットのようなもので、1回目の増備(製造時期)で製造されたものを1次車、2回目の増備で製造されたものを2次車というように呼びます。増備を重ねるごとに改良が加えられたりデザインが変更されることはよくあります。
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by tkihara18 | 2007-07-06 14:04 | 京浜急行
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1978年、京急初のチョッパ制御車として登場した車両です。
車体側面の扉は4つ扉(18m級の車体の車両では多いほう)で、座席はロングシートの普通列車用です。但し、地下鉄浅草線への乗り入れには非対応です。
登場時は、側面は赤地に窓回りが白というものでしたが、2000形が登場してからは、赤地に白帯という現在の塗装になりました。
車体正面の形から「ダルマ」というニックネームが付いたそうです。また、その車体正面の窓周りの白い部分はFRP製です。
編成は、現在は6両編成ですが、登場時は3両編成でした。中には、3両編成2本をつないで6両化した編成もあり、その編成では、3両目と4両目の連結部付近に乗務員室があった痕跡を見ることができます。
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by tkihara18 | 2007-06-28 13:51 | 京浜急行
京浜急行と都営浅草線は相互直通運転を行っているので京急線内でも都営地下鉄の車両(以下:都営車)に出会うことはよくあります。京急に乗り入れる都営車の大半は羽田空港発着列車ですが、三崎口発着の列車もいくつかあります。「JR時刻表」(交通新聞社刊)の地下鉄路線図を見ると、「三崎口まで乗り入れ」と書かれていますが、実際には、都営車は逗子線の新逗子までも乗り入れているのです。「新逗子まで乗り入れ」と書かれていないのは、浅草線から直接新逗子まで行かないからでしょう。
というのも、その列車は、前日の夜に京急本線下りの最終列車として金沢文庫に到着後、そこで一夜を明かし、翌朝逗子線新逗子行きとなって新逗子へ行き、折り返しで特急泉岳寺行きになるという運用になっているのです。ちなみに、泉岳寺到着後は浅草線西馬込行きとなります。
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by tkihara18 | 2007-06-22 14:17 | 京浜急行
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1500形に続き、1994年に登場した浅草線乗り入れ用車両です。座席はクロスシートで、通常は2人掛けですが、片方を折りたたんで一人掛けにすることが可能です。(但し、最後に製造されたグループはそうなっていない)
8両編成と4両編成があり、普通列車から快特まで幅広く使用されています。4両編成は650形とも言うそうです。また、京急の車両で運転されるエアポート快特(*)は、この600形で運転されます。
正面の窓の下に白く塗られた部分がありますが、登場時はその部分は黒で塗られていました。
(*)エアポート快特:羽田空港と成田空港のアクセスのために運転されている列車。現在は成田空港まで行かず、京成線の佐倉どまりで、佐倉から特急に接続する形となっているそうです。

参考:「キャンDVDブックス 京急おもしろ運転徹底探見」JTBパブリッシング
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by tkihara18 | 2007-06-21 14:02 | 京浜急行
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2100形は主に快特に使用される京急の看板列車とも言うべき車両です。(先週の「ミュージックステ-ション」で話題となり、盛り上がった車両でもあります・・・・)
形式名は21世紀と京急100周年を掛け合わせたものだそうです。コストダウンのため海外製の部品を多用していて、座席はノルウェー製、制御装置はドイツのシーメンス社製です。
以前の記事でも書いたように、この制御装置こそが「歌う電車」のいわれで、発車時に「ファソラシドレミファソ~」という音階を発生させます。(先週の「ミュージックステーション」では、「くるり」のメンバーがこれを解説していた。)
車内の座席配置はクロスシートで、進行方向に合わせて自動で方向が転換し、常に進行方向を向くようになっています(車端部はつねにボックス席になっている)。
運用はおもに京急線内の快特(A快特)で使用されますが、ラッシュ時は特急にも使用されます。また、早朝に1本だけ、2100形で運転される急行があります。夜は品川発の「京急ウイング」(注)号に使用されます。
2100形は8両編成しかないので12両で運転するときは必ず異なる車種との連結となります。また、地下鉄浅草線への乗り入れはしていませんが、潜在的には可能だそうです。

注:平日の夜、品川発18:45~22:05まで20分間隔で運転される快特で、乗車の際は着席整理券が必要です。品川を出ると上大岡までノンストップで、途中横浜駅をも通過します。
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by tkihara18 | 2007-06-14 13:59 | 京浜急行
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初代600型に代わる快特用車両として1982年に登場しました。
走行関係は1978年に登場した800形(解説はまた今度のこのコーナーで)のシステムがもとになっています。
正面は13度傾斜してスピード感を出し、ヘッドライトとテールライトをくっつけて窓の下に取り付けるなど、斬新なデザインとなりました。座席はクロスシート(注1)と、グレードの高い内装でした。また、塗装は赤地に窓周りが白という塗り分けでした。
1998年に新型車の2100形が登場してからは2100形に快特での運用を譲り、普通、特急列車用として使用されるようになりました。そのとき、車体中央に扉を増設し、内装は車端部を除いてロングシート(注2)になり、色の塗り分け方も、赤に白のラインという一般車と同じ塗り分けになりました。

注1:列車の進行方向を向いて座るタイプの座席
注2:進行方向に対して横向きに座る長椅子タイプの座席
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by tkihara18 | 2007-06-08 13:54 | 京浜急行
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1000形の後継車として1985年に登場した地下鉄浅草線直通用の車両です。
初期の車両は従来どおりの普通鋼製で、側面の戸袋部分にも窓がありました。また、編成も4両編成だけでした。
1988年に製造された車両からは、車体の素材がアルミ合金製に変わり、軽量化されました。ここで、6両編成、8両編成も登場しました。
1990年製造された車両からは、制御装置がチョッパ制御方式のものからVVVFインバータ制御のものに変更され、京急初のVVVF制御車となりました。
2004年からは、初期の車両から更新工事が行われ、内装の変更やバリアフリー対策が行われました。また、外観上では、戸袋の窓がふさがれました。
2006年11月30日現在、新町検車区に4両編成が10本、6両編成が3本、金沢検車区に4両編成が2本、6両編成が3本、車両管理区に8両編成が10本在籍しています。(このほか2両が更新工事のため工場入場中)
参考:キャンDVDブックス「京急おもしろ運転徹底探見」JTBパブリッシング
   「週刊 鉄道データファイル」デアゴスティーニ
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by tkihara18 | 2007-05-31 14:48 | 京浜急行
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1000形は昭和34年に登場した都営地下鉄浅草線直通用車両です。製造は昭和53年まで続き、試作車を含めると356両が製造されました。
製造時期によっていくつかの形態に分かれますが、ここでは現存するもののみを解説します。
現存する1000形は、昭和46年から昭和53年にかけて製造されたもので、登場時から冷房装置を搭載しています。行先表示機の字幕(方向幕)の地の色が黒なので「黒幕車」とも呼ばれています。「黒幕車」に対する「白幕車」と呼ばれるも最近まで在籍していて、そちらはもともと冷房装置なしで登場した編成を冷房化した編成を「白幕車」(もちろん方向幕が白いから)と呼んでいました。
1000形は2006年11月30日現在、金沢検車区に2両編成2本、4両編成1本、6両編成6本、8両編成3本が、新町検車区に4両編成5本、6両編成4本が在籍しています。

参考:「キャンDVDブックス 京急おもしろ運転徹底探見」JTBパブリッシング
   「復刻版私鉄の車両18 京浜急行電鉄」ネコパブリッシング
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by tkihara18 | 2007-05-24 14:55 | 京浜急行
京急フリークの私がお送りする「京浜急行」シリーズ第2弾です。
「快特(かいとく)」とは列車種別(快速、急行、特急など、列車のランクを表す名前)のひとつですが、あまり聞かない種別です。そもそも「快特」という列車種別が走っている鉄道会社は、京急、名鉄、阪急ぐらいです。
快特は快速特急の略で、特急よりも停車駅が少ない列車をあらわします。京急において快特は看板列車とも言うべき列車で、最高速度は快特のみ120km/hです(ただし品川~横浜間のみ)。
京急線内で特急が停まる駅は、泉岳寺、品川、青物横丁、平和島、京急蒲田、京急川崎、神奈川新町、横浜、上大岡、金沢文庫、金沢八景、追浜、汐入、横須賀中央、堀ノ内からの各駅(空港線、逗子線内は各駅停車)ですが、快特は、泉岳寺、品川、京急蒲田、京急川崎、横浜、上大岡、金沢文庫、横須賀中央、堀ノ内からの各駅(空港線内はノンストップ)に停車します。
快特には、運転パターンがいくつかあります。
京急線内のみを走るものは、列車番号の最後に「A」が付くので「A快特」とよばれます。
地下鉄浅草線に乗り入れるものは、列車番号の最後に「SH」が付くことから「SH快特」とよばれます。
日中の上りのA快特と下りのSH快特には、金沢文庫~京急川崎間で浦賀・新逗子~羽田空港間を結ぶ特急が連結されます。
平日の朝には、上り線にのみ、金沢文庫までは特急で、金沢文庫から快特になる「B快特(B特急)」という列車もあります。これは以前までは「通勤快特」という種別でした。
羽田空港発着の快特としては、地下鉄浅草線を通じて乗り入れてくる都営地下鉄や京成電鉄の車両も使われます。そのうち、地下鉄線内も快特で運転される列車は、「エアポート快特」(略して「エア快」)とよばれます。以前は成田空港まで乗り入れていましたが、現在は京成佐倉どまりとなっています。
また、朝のラッシュ時には、京急川崎まで普通列車で、京急川崎から羽田空港行き快特になる列車もあります。
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by tkihara18 | 2007-05-17 15:01 | 京浜急行