カテゴリ:形式名のつけ方( 6 )

この記事でJRの車両の全てのジャンルにおいての形式名のつけ方の解説をしたことになります。今回の記事では、0系、100系、200系・・・というようにグループをあらはすものではなく、編成を構成する1両1両に付けられている形式名のつけ方を解説します。
百の位
形式グループをあらわし、登場順に0、1、2、3・・・・という順でつけます。ただし、0系の場合、百の位は書かれません。また、事業用車両や試作車は9をつけます。
十の位
1:特別車(主にグリーン車) 2:普通車 3:食堂車または食堂設備あり
一の位
1・2:制御電動車(運転室、モーターあり。2はパンタグラフ付きの場合)
3・4:制御付ずい車(運転室あり、モーターなし。3は奇数向き、4は偶数向き)
5~7:電動中間車(運転室なし、モーターあり。パンタグラフのある車両の場合は6)
8・9:中間付ずい車(運転室、モーターなし。8は偶数向き、9は奇数向き)
最初のアルファベット
JR東日本では、E1系以降の車両では、形式名の最初に「East」の「E」をつけています。

注意:形式名のつけ方には例外もあります。また、近い将来登場する新型車は形式名のつけ方が変わることも考えられます。

奇数向きと偶数向きについて
ここでは数字のことではなく、制御回路の位置の関係上、編成内で車両の向きをそろえる必要があるため、東京駅側(上り列車で先頭に来る側)を奇数方向、東京駅から遠ざかる方(下り列車で先頭になる側)を偶数方向としています。
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6月30日の「その4」で最終回の予定でしたが、きょうは、コンテナの形式名の付け方について説明します。
最初のアルファベット
U:私有のコンテナ(JR以外が所有)であることを示す記号。
なし(またはUのみ):有蓋(屋根あり)
C:普通 R:冷蔵 F:冷凍 T:タンク形 H:ホッパ形 V:通風(野菜、果物など、輸送中に換気が必要な貨物のために、側面に換気窓のあるコンテナ)M:無蓋(屋根なし)G:事業用(一般の貨物輸送には使われません)
数字
コンテナの内容積(コンテナ内の広さ)単位は立方メートル。無蓋コンテナの場合は平方メートル。
数字の次のアルファベット(仕様番号)
A:普通品 B:航送品 C:危険品 D:特殊 E:多品類(普通)タンク F:多品類(危険)タンク

コンテナのサイズについて
12ftコンテナ:全長が12ftのコンテナで、一般のコンテナ貨車には5個まで積載可能。
20ftコンテナ:全長が20ftのコンテナで、一般のコンテナ貨車には3個まで積載可能。
30ftコンテナ:全長が30ftのコンテナで、一般のコンテナ貨車には2個まで積載可能。
※ft:フィート。長さの単位で1ftは約30cm。
参考文献:「季刊N vol.06」イカロス出版
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今日は、客車と貨車の形式名のつけ方を解説します。(現在JRの在籍車輌で使用されているもののみ扱っています)
客車
1字目のカタカナ(重量をあらわす記号)
ナ:27.5t以上32.5t未満 オ:32.5t以上37.5t未満 ス:37.5t以上42.5t未満 マ:42.5t以上47.5t未満 カ:47.5t以上
2字目以降のカタカナ
ロネ:A寝台車 ハネ:B寝台車 イ:(旧)一等車 ロ:グリーン車(旧二等車) ハ:普通車(旧三等車) シ:食堂車 ニ:荷物車 フ:緩急車(手ブレーキのある車輌) ヤ:事業用車
貨車
1字目のカタカナ(重量をあらわす記号)
記号なし:13t以下 ム:14~16t ラ:17~19トン サ:20~24t キ:25t以上
2字目以降のカタカナ
ワ:有蓋車(wagon) タ:タンク車 ト:無蓋車(truck) チ:長物車(timber 英:フラットカー)
コ:コンテナ車 ホ:ホッパ車 シ:大物車 ヨ:車掌車 ヤ:事業用車

数字は客車、貨車とも定義されていないようです。

※画像容量の都合上画像を削除させていただきました。m(_ _)m
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今日は、形式名のつけ方第3弾ということで、機関車の形式名のつけ方を解説します。

アルファベット
1字目(機関車の種別:蒸気機関車にはありません) E:電気機関車 D:ディーゼル機関車 
2字目(動軸:動力機関とつながっている車軸の数) B:2本 C:3本 D:4本 E:5本 F:6本
H:8本(アルファベットのAから数えて何番目かに相当)
数字
電気機関車 10~29:最高速度85km/h未満の直流用 30~39:最高速度85km/h未満の交直流用 40~49:最高速度85km/h未満の交流用 50~69:最高速度85km/h以上の直流用 70~79:最高速度85km/h以上の交直流用 80~89:最高速度85km/h以上の交流用 90~99:試作車  *最近は3桁の数字で形式をつけています。
ディーゼル機関車 10~49:最高速度85km/h未満 50~89:最高速度85km/h以上 90~99:試作車 
蒸気機関車 10~49:タンク機関車(炭水車なし) 50~99:テンダ機関車(炭水車あり)
アルファベットがない場合 1~4999:タンク機関車 5000~9999:テンダ機関車 *製造番号は形式名にプラスして表します。また、製造番号の百の位は、1番最初につけます。例えば、58654は、8620形の534号機となります。
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お待たせしました。6日の記事に続き、形式名のつけ方その2を投稿します。
今回は、気動車(ディーゼル車)の形式のつけ方です。気動車の場合、一般型と、JRになってから登場した新型で付け方が違うので、分けて解説します。

一般型気動車
十の位
0:機械式、電気式 1~4:液体式エンジン1台搭載 5:液体式エンジン2台搭載 6・7:大馬力エンジン搭載 8:特急型 9:試作車
一の位 特に定義されていません

新型気動車
百の位 
1~2:ディーゼル機関 3:ガスタービン機関(ガスタービン車は試作車しか造られていません)
十の位
0~2:一般型 5~7:急行型 8:特急型 9:試作車
一の位 特に定義されていません

カタカナ
キ:気動車(ディーゼルカー)である事を示します キク:運転室付きで、エンジンを持たない車両 キサ:運転室、エンジンを持たない車両
ハ:普通車 ロ:グリーン車

形式名を一つグループでまとめて呼ぶ場合は、「キハ58系」のようにキハを付けて気動車である事を示します。また、気動車の形式名のつけ方は、この記事の通りでない例外もあります。(キハ181系、キハ75系など)

※画像容量の都合上画像を削除させていただきました。m(_ _)m

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はじめまして。木原孝行という鉄道趣味人です。
本日より、大学生協のPC講座の一環でこのブログをはじめました。
このブログでは、鉄道に関するさまざまな話題を提供します。個人としての趣味から、専門的知識まで、さまざまなことをお話いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。一部専門用語を使うことが多々あるかと存じますが、用語の解説も投稿していきたいと思います。

さて、記念すべき、鉄道情報第一号を投稿します。今回は、手始めとして、JRの車両の形式名のつけ方を解説いたします。
電車の場合、通常3けたの数字で以下のように表されます。
百の位 1~3:直流対応 4~6:交流直流どちらにも対応 7・8:交流対応 9:試作車
十の位 0~3:通勤、近郊型 5~8:特急、急行型 9:試作車
一の位 基本的に登場順に奇数でつけます(偶数は、細かく分けたところで使います)

カタカナ
ク:運転室のある車両 モ:モーターのついている車両 クモ:運転室とモーターのある車両 サ:モーターも運転台も持たない車両 ネ:寝台車
ハ:普通車 ロ:グリーン車 ヤ:事業用
 
本日はこれまでです。続きは次回をお待ちください。
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