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鉄道のトリビアその10

今日のトリビアはこちらです
「山陽新幹線の0系は一時期、非常用の連結器を使って、6両編成を2本つないで走っていたことがある」
0系といえば、東海道新幹線が開通すると同時に登場し、以後、約20年間も製造が続き、現在はかなり数が減っていますが、山陽新幹線の一部の「こだま」で使用されている名車です。
これは90年代初めのことです。JRになってから山陽新幹線に登場した「ウエストひかり」(2001年に全廃)は、0系で運転されていました。登場時、ウエストひかりには6両編成と12両編成の2パターンがあったそうです。6両編成のウエストひかりは、のちに12両編成に組替えられていきましたが、第51編成だけは6両編成のままだったそうです。そのため、帰省ラッシュなどの多客期には、(ウエストひかり仕様ではない)6両編成の0系をもう1編成つないで12両編成として運転していました。新幹線の先頭部分には、通常、車体内部に収納されていますが、非常時のために連結器が設置されています。その連結器を使って連結運転を行ったのです。また、新幹線はそもそも、複数の編成を連結して走ることを前提としてはいないため、引き通し回路をつなぐための設備も設置されたそうです。
この、0系を2本つないだ編成は、「電車でGO!新幹線 山陽新幹線編」にも「ひかり51号」として登場します。(但し、それは隠し要素なので、出すにはかなり時間がかかります)この電車でGO!のひかり51号は、1992年に運転されたものが参考のようです。また電車でGO!では、1本目の編成は全車指定席、2本目の編成は全車自由席となっていました。