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ニューヨークの地下鉄~路線編

最近ニューヨーク(以下NY)の地下鉄に興味を持ち、連日関連サイトを見て回っています。
NYという世界有数の大都市の地下鉄ともなると、日本の地下鉄(大都市のものであっても)とはスケールが違います。規模だけでなく、列車の運行の仕方など、あらゆる面で日本とは違っています。
まず、日本の地下鉄はほとんどが各駅停車です。東京の浅草線、新宿線には急行、東西線には快速が走っていますが、基本的に地下鉄線内は各駅停車です(但し、乗り入れ先の鉄道で急行や快速、特急になるものはある)が、NYの場合、多くの路線で急行運転(Skip driveと呼ばれる)が行われています。NYの地下鉄では、多くの区間で線路が上下線それぞれ2本ずつ、すなわち4本敷かれていて、各駅停車用、急行用で線路が分けられています。これは、複数の運転系統がいっしょに走行する区間に多いようです。NYの地下鉄は広い道路の下に作られているため、地下に多くの線路を引くことができたため、このようなことができたのだそうです。
日本の地下鉄では、たいていの場合、運転系統ごとにそれぞれ独立した路線を持ち、車両もその路線専用の車両を走らせ、その路線ごとに色分けをし、他の路線とは線路がつながっておらず、その路線内での運転系統もワンパターンということが多いですが、NYでは、同じ色分けの路線でも複数の運転系統が存在し(その運転系統のうちのどれかが急行運転の系統となる)、車両もいくつかの路線で共通で使用されます。運行系統上の路線名は、日本の地下鉄のように、「銀座線」「丸ノ内線」のような表し方ではなく、アルファベットまたは数字といった記号で表します。(但し、線路自体の名前として「○○Line」と呼ぶことはある)そのあたりは日本で言えば路面電車の運転系統のあらわし方に似ています。
長くなるので車両に関しては日を改めて投稿します。